心と身体と環境のバランスについて(六淫・りくいん)

推拿(すいな)をお受けいただく際には、毎回問診をご記入いただきます。

初回ご来店時と同じボリュームで、結構質問内容も多いものです。

理由としては2点あって、

一つ目は、私が単にリラクゼーションと位置付けていないからです。

本気で不調を根本原因から改善して何事もなかったように生活できるところまで支えていきたいと思っています。

そのためには、『自分の些細な不調に自分で気づける力』がとても重要であると考え、

客観的に自分の心や身体の状態、その原因を見つめる時間として、問診で自問自答していただき、

カウンセリングで私も一緒に考えアドバイスさせていただいています。

 

二つ目は、もちろん不調の原因追及のため。

身体の外部の環境と内部(感情)の変化や影響の変化があると、

同じ食物を摂っていても、睡眠をとっていても、不調が現れることがあるからです。

外因・内因・不内外因

だいたい一週間くらいの『外因・内因・不内外因』が、身体の今の状態を構成します。

『外因』…身体の外部から侵入してくる病邪

『内因』…心の変動などによって作られる後天的な体質

『不内外因』…外因にも内因にも分類されない、生活習慣による原因

この3つにより、その人の状態を判断します。

 

内因である『七情』についてはこちらから↓

心と身体と環境のバランスについて(七情)

六淫(りくいん)

まずは外因から説明していきます。

六淫(りくいん)』といって六つの病邪、つまりは不調の原因となる邪気があると考えます。

風・寒・暑・湿・燥・火 

です。

 

 

【風邪(ふうじゃ)】…風の邪気が、鼻やのどから侵入

症状:頭痛、鼻づまり、のどの痛み、まぶたや顔のむくみ

※風は軽く、高く舞う性質のため、身体の上部に現れやすい

 

【寒邪】…寒冷の気。肌・呼吸器官・内臓に侵入

症状:寒気、発熱、手足・おなかの冷え・吐き気・下痢

※体内が冷えると気血が滞り、筋肉や経絡の通りが悪くなり、痛みや強張りが生じる

 

【暑邪】…真夏特有の暑さ

症状:高熱・赤ら顔・大量発汗・喉が渇く・息切れ・脱力感

※汗が出すぎると、気血水の「水」を消耗し、一緒に「気」も排出してしまう

 

【湿邪】…湿気の多い時期の邪気。水の性質を持ち、にごり、粘り気を生じる

症状:排泄がすっきりしない・胸のつかえ・むくみ・倦怠感・関節痛

※経絡や内臓の滞りがおきやすい。

 

【燥邪】…空気が乾き、身体の潤いを失わせる

症状:口の渇き・皮膚や髪の乾燥・咳・のどの痛み

※肺機能低下が起きやすい

 

【火邪】…蒸発、炎上など、火のように上へ向かう性質

症状:高熱・顔や目が赤くなる・歯茎がはれる・不眠・口が渇く・便秘・身体がだるい・精神状態不安定

※身体の上部にあらわれる。火があわただしく燃え盛るように、身体の上部をかき乱す。

 

このように、そこにいるだけで影響を受けるのがこの6つの外因です。

次回は『内因』について説明していきます。

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