腰痛の原因と中医学的対策方法について

ぎっくり腰

慢性的な腰痛

どちらも辛いですよね…

疲労や筋力の低下以外に、中医学的観点からすると意外なところに原因があります。

私は10月の初旬に、重たいものを持ったりしていないのに、突然ぎっくり腰になってしまいました…

その時の経験をもとに、対策方法と、ケアの方法についてもあわせてご紹介してまいります。

経絡とは

経絡とは、全身をめぐっている気と血の通り道です。

体内にある内臓のすべてをつなぎ、全身の器官のバランスを保ち、正常に働かせています。

全身には14の経絡があり、身体のトラブルを発見するのに大変重要です。

気と血の通り道である経絡は、気血の滞りや停止などのトラブルが起こると、

臓腑にも悪影響を与え、筋肉や関節に

「痛み」「違和感」「腫れ」「しこり」などの原因になります。

経絡は身体の不調が現れると同時に、その不調を治癒させるポイントにもなります。

経絡にかかわる筋肉や関節へ刺激を与えることで、その臓腑に関係する器官や心までも調整することができます。

腰痛の原因となる経絡と臓腑

上記のことから、腰に痛みや違和感があるときには、腰を通る経絡に、滞りや停止があると考えます。

また、臓腑自体が弱っていることが原因で、経絡が滞ったり停止することも考えられます。

腰痛の原因となる経絡および臓腑は…

『肝』『腎』『胃』『大腸』

です。

 

各臓腑が弱る原因は下記の通り。

『肝』…風に当たる、ストレス、気をつかう、お酒の飲みすぎ、怒りっぽい

『腎』…寒さ、冷え、水の滞り、老化

『胃』…早食い、消化不良、ストレス、眼精疲労

『大腸』…自律神経系の乱れ、身体が渇く(夜更かし、たばこ、お酒の飲みすぎ)

 

各臓腑が弱くなると、どんな影響を身体に及ぼすかというと…

『肝』…全身の筋肉が固くなる

『腎』…体の背面を通る(腰も通る)膀胱経絡が滞り、その周りの筋肉が固くなる

『胃』…前腿を通る胃経絡が滞り、鼠径部(そけいぶ)の周りの筋肉が固くなる

※鼠径部(そけいぶ)が固くなると筋肉の走り方からして腰にも影響することがあります

『大腸』…水分代謝が悪くなり、血流を悪化させ、上記の経絡が滞る原因となる

腰痛の予防と対策方法

臓腑と経絡の関係、また、滞りの原因はご理解いただけましたでしょうか!?

最後に未然に防ぐための予防と、慢性的な腰痛の方のための対策方法をお伝えします。

 

各臓腑と経絡を労わり予防する方法

『肝』…とにかくストレス対策!

おすすめ食材は、酢などの酸味、香りのよい野菜や柑橘類など。

リフレッシュや息抜きをして、気持ちを巡らせるように意識しましょう。

 

『腎』…身体を冷やさない。特に脚!!!

おすすめの食材は、甲殻類や貝類、海藻、発酵食品など

とにかく体を冷やさないように意識しましょう。

特に『三陰交』という、腎・肝・胃のすべてが交わるツボは冷やさないように。

また、腿の裏、ふくらはぎは特に気血が停滞しやすいため、ストレッチをしてまわりの筋肉を柔らかく緩ませておくように心がけましょう。

 

『胃』…とにかくよく噛む!一口最低30回!!

おすすめ食材は、根菜類、自然な甘みのある食材

胃経絡は目も通ります。

胃が疲れているとき、前腿が張っているときは、目を温めたり、コンタクトの方は眼鏡にするなどの工夫をしましょう。

 

『大腸』…夜更かし厳禁!潤いを意識

おすすめ食材は、ねぎ、たまねぎ、しょうが、しそ、ショウガ、シナモンなど

夜更かしは身体を渇かし、血液をドロドロにして気血の滞りを招きます。

便秘は身体の渇きです。

早めに寝るように心がけましょう。

 

いかがでしたでしょうか!?

違和感のある経絡や臓腑は、早めにケアをし、腰痛しらずで快適な生活ができるよう、日ごろから気を付けてみてくださいね。

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