未来はいつも不確かなもの
しばらく、大いにいじけ、盛大にやさぐれていた新田です。
そりゃやさぐれますよ…
誰だよコロナって!
ビールなら好きだよ!
アメリカ行ったらスーパーで大人買いして水のように飲むアレなら好きだよ!
いやー、さすがに1か月以上店を閉める事態になるとは思ってもいませんでしたよ。
緊急事態宣言より早い段階で店休を決断しましたが、メールやLINEであたたかいお言葉を多数いただきとても感謝しております。
そんな皆様にさらに貢献できるために何ができるか、それしか今の楽しみはもはやありませんね。
リラクゼーション業界は名指しで営業自粛要請を受けたわけではありません。
だから、ふざけんなよコロナ、施術できないじゃないか!
と怒ったところで、これは私が自主的に下した判断でしかないので、
本来文句を言う筋合いは全くないんですよね。
休業しているということは売上がないので、納税額は減るわけだし、長い目で見て日本のためにはなっていない側面もある。
経営者としてどんな行動をとるかということに正解はなく、今も営業を続けている事業者に対して非難するのもまた別の話です。
ただ、店として、経営者として何を大切にするか、というのは色々な人の動きをみていてなかなか興味深いところはありますね…
割と早い段階で店休を決めたのは、個人店なのでキャンセルをしにくいだろうな、という想いはもちろん、
コロナは結核みたいに空気感染しないし、飛沫だけ注意すれば大丈夫でしょ、くらいに思っておりましたが
現段階で臨床もまだまだ少ない状態で
実はもっとやばいウイルスである恐れもあるわけです。
そうなったときに、自分は覚悟を決めて仕事をしているので、罹患して死んだとしても全く悔いはないけれど、
もし、お客様はもちろん、スタッフやその家族を危険な目にさらしたり、お亡くなりになってしまったとしたら。
それを考えたら、店を開けるという行動は現段階で私はできかねます。
とはいえ、よぎるんですよね…
あーあ、コロナじゃなかったら施術で元気を提供できたのに
あーあ、コロナじゃなかったら売り上げ心配しなくてよかったのに
あーあ、コロナじゃなかったら旅行でリラックスできたのに
私だけじゃなく
コロナじゃなかったら〇〇だったのに…
みたいな思想に陥ってしまっている方も大勢いらっしゃると思います。
だがしかし…
未来はいつだって不確実。
コロナだから、周りの家族や大切な人と会えなくなったり、会えないまま死んでしまうかもしれない、という恐怖を感じているけれど
それってどんな時でも同じなんです。
私は、朝いってらっしゃいと見送った人と突然の別れをしたことがあります。
当たり前だけど、人って、死ぬんです。
平均寿命が延びたから、当たり前のように80歳まで生きるような気がして、
人生100年なんて言われているくらいですからね。
でも、そんなの不確実で、常に今ここに存在している現実以外に確かなものって、ないんですよね、私たちの人生って。
コロナじゃなかったら〇〇だったのに…
の
〇〇に当てはまるものを常に自分で創り出すしかない。
コロナという、不測の事態がやってきたから、なんか、言い訳にしやすいだけでしかない。
コロナという外的要因によって基盤が揺らいだことにより、本来抱えている問題が露呈しただけなんですよね。
「コロナ」を別の言葉に置き換えて、▲▲がなかったら、〇〇できてたのに…
…あれ!?
うまくいかないときにいつも言ってるやつ!!!
コロナ関係ねーーーーー!!!
うん、やっぱり、コロナ関係ないんですよ。
もし今あなたがコロナのせいにして言い訳をしていることがあったら、それは他の言い訳をつくってでも達成できなかったはず。
自宅でゆっくりする時間が増えた今、しっかり根本と向き合いたいですね。
※すさまじく苦しいワークとなるでしょう
自戒を込めて…