健康でいたいなら一口30回は噛みましょう
たまには栄養士らしい内容で。
どうやらお客様の話を聞いていると、今年は小規模開催だけど仲間うちでの飲み会が増えているようですね。
飲みの席って、実はめちゃくちゃ体力つかいますよね?
さらにリモートワークから通常の出勤スタイルへと変化していることにより
自分では同じ生活習慣のつもりでも、ガラッと体への負担は変化しているものです。
中医学では
外因…体の外部から侵入してくる病邪(気候などの環境要因)
内因…その人の持つ体質、心の変動や精神状態が身体に及ぼす影響
不内外因…どちらにも分類されない生活習慣による原因
この3つの変化によって不調をきたすと考えられ、私たち施術者はちょっとした会話から聞き出せないものかと色々お声がけさせていただいています。
(そうじゃないくだらないはなしも大歓迎だしいつもお付き合いいただきありがとうございます)
もちろん外因や内因の変化が影響して不内外因が決定しますが
気候を自分でどうすることも、嫌な上司や同僚と顔を合わせてイラつくこともすぐにどうにかできるものではないので
やはり病を食い止めるためには不内外因『生活習慣』です。
人それぞれ違うとは思いますが、私調べによる最近多い生活習慣の変化ですが
・人と顔をあわせることで気をつかうようになった
(顔をあわせて会話することで発散できるという方もいるからストレス度合いはグラデーションがある)
・オフィスでずっとマスクをしていなくてはならない
・在宅は自炊だったのが出勤してランチが外食になった
・移動が増えてよく歩くようになった
・家では飲まなかったが外食時にお酒を飲むようになった
・夕飯の時間が遅くなった
こんな感じでしょうか。
やはり、食による変化が大きいのでは。
二食外食となると、結構胃に負担がかかるし添加物の影響で肝臓にも負担がかかり疲労が抜けにくくなります。
お酒も胃を冷やすし、肝臓に負担がかかりますね。
胃と肝臓に負担がかかると
・疲れが抜けにくい
・腰痛になりやすい
・肌の調子がわるくなりやすい
・免疫力低下
などのリスクがあがってしまいます。
食事の内容よりも簡単に上記のリスクを減らすことができるのが
よく噛むこと
です。
よく噛むことで物理的に食べ物を小さくするということはもちろん
唾液って消化酵素ですからね、よく絡ませてあげることで分解を促進してくれます。
それに、どうしても外食をすると避けられない食品添加物などの分解にも
唾液はとても有効なんです。
一口30回って意識すると普段は全然噛んでいなかったなーと実感できますよ。
ずっとそのペースが無理でも、一番最初に胃に入る一口二口目くらいは頑張ってやってみてください。
意識することで食べるスピードがゆっくりに、落ち着いて食事をできるようにもなってきますから。
以上
やっと外食できるようになったからとことん楽しんで欲しいけど
とはいえ身体に負担はかけて欲しくない、私からのお願いでした。