秋の養生
急に寒くなりましたね。
このまま冬に突入かと思いきや来週はまた夏日となるようです。
『夏の不調は秋のはじめ』というように季節の変わり目は不調が出やすい時でもあります。
中医学は人間も自然の一部と考えます。
上の五行相関図のとおり、秋は『肺・大腸』の季節。
関連するところとしては『皮膚・免疫・鼻・自律神経』に影響が出やすいです。
2022年は
8月8日が立秋
11月7日が立冬
ですが、8月8日から秋なわけでなく、グラデーションとして秋が入ってるようなイメージ。
夏は昼(陽)の時間が長いのですが、秋分は昼(陽)と夜(陰)の長さが同じになり、この世とあの世がつながりやすいからお彼岸とされますが
秋分以降は冬至までどんどん陰の気が強くなってくるのです。
本当は徐々に徐々に秋の気配を感じ、日の長さにあわせて早く寝たり、足元を暖かくしたり、調整ができていると不調は起こりにくいのですが
秋に適応できないと
・のど鼻の不調(アレルギー
・肌トラブル
・便秘や下痢
・メンタルの不調(『悲』『孤独感』の季節なので)
が出やすくなります。
養生としては、先の図に書いてあるように白い食べ物がよいとされています。
(小麦粉や牛乳ではない)
また肺も大腸も潤いが大切な時期なので、根菜類もよいです。
『辛』という味は赤い唐辛子のような辛さではなくて、大根おろしなどの辛味を想像してみてください。
赤唐辛子のような辛さは身体を乾かしてしまいますから不調が出ているときには控えることをおススメします。
夏の不養生は秋に不調としてあらわれます。
『皮膚』の季節でもありますが、皮膚は表面で身体を保護しているだけでなく、体温調整や免疫機能をも司っています。
クーラーで冷やしきった身体で、湯船につからなかった人などは、皮膚が機能しずらく免疫機能が低下しがちです。
ちょっとした気温の変化でも対応しやすいように羽織ものなどで調整したり
『首』とつく、手首、足首、首を冷やさないように気を付けましょう。
もちろんよもぎ蒸しがおススメですし筋膜リリースも皮下の働きを整えてくれるので実は自律神経系のトラブルにも効果を発揮してくれます。
秋はお出かけにも最高な行楽シーズンですから、元気に乗り切るために日々の生活で調整していきましょう。