中医学的運動をすると元気になる体質について
お正月が明けました。
長期休暇ってお仕事をしていないし、皆さんリフレッシュして心身ともに元気に…
ならないんですよね。
実はなりにくい。
『ゆっくり』しすぎたことによる運動不足からくる不調が多発しています。
6つのタイプ分けができる「気血水」
中医学では「気血水」という概念があり、
この3つが身体を構成していると考えます。
『気』…エネルギー源
『血』…栄養を運ぶ
『水』…身体を潤わせる
これらが
①必要量存在し満たされていること
②滞りなく流れていること
が健康の秘訣です。
満たされていないと
『気虚』…気が足りない
『血虚』…血が足りない
『陰虚』…水が足りない
滞りがあると
『気滞』…気が滞っている
『瘀血』…血が滞っている
『痰湿』…水が滞っている
この中で特に運動をおススメしたいのが
『気滞』『痰湿』の人!
気滞ってこんな人
気滞は文字通り、気が回っていない。
停滞しているエネルギーを動かして発散すると楽になります。
・先のことを考えすぎる
・生理前や生理中の不調がある
・お腹がはりやすい
・下痢と便秘を繰り返す
・怒りっぽい
・情緒不安定
じーっと頭で考えるより、気持ちいいなと思う程度の運動をすることで、滞っていた気が流れて楽になります。
疲れているからってずっと横になっていると悪化しやすいですよ!
痰湿ってこんな人
・冷たいものを摂りすぎる
・水分飲みすぎ
・甘いものや味の濃いものを好む
・脂っこいものを好む
・加工品やジャンクフードを好む
・全身おもだるい
・吹き出物がよくできる
・舌にべったりとしたコケがつく
・体脂肪率、コレステロール値が高い
水は流れないとどろどろとぬめりますよね。
ぬめりが溜まっていると熱を生じてなんともいえない重だるい感じが続きます。
忙しくしていなかったのに肩こり、腰痛があるなという場合も、痰湿という体質に偏っている場合が多いです。
運動しましょう!
このタイプは、適度に発汗することをお勧めします。
サウナではなく、あくまで身体を動かして内側から流してくださいね。
さて明日から三連休です。
良い天気が続きそうなので、気血水を巡らせるために運動してみてくださいね。