賢い人ほど考えすぎない
最近読んだなかでおすすめの本をご紹介したいと思います。
最先端研究で導き出された「考えすぎない人」人の考え方という本です。
情報をとりすぎることや同じことをじっくり考えること、過去を振り返ることがいかに非生産的であるかが科学的に証明されています。
トピックが細かく分かれていて専門用語も少なく、とっても読みやすかったです。
科学での証明がされている本ですが、中医学でも同じことを言っているな、という点がいくつかあったり。
例えば
『今この瞬間に意識がないとき脳は不安を呼び込んでしまう』
幸福に必要なことは、心身が集中することであり、目の前のことに集中できていないときは幸福を感じにくい、という記載がありました。
心ここにあらず、の状態は中医学では『気虚』にあたります。
気は血液や水分を動かす元となる、人間のエネルギーそのものですが、今の自分に『気』がないと、体調自体に不調も出ますし、
自ら外へ外へ気を張り巡らせるものだから、いくらエネルギーをチャージしようとしても元気がでなかったり、運気も上がりません。
気がない人間は人形と同じなので、自分でない魂が宿ってしまうことも考えられます。
それが霊障だったり、周りの邪気を自分のものにしてしまったり…
今のことでなく、先のこと先のことを考えすぎる取り越し苦労は心配という邪気を自分で作り出すことにもなるし
過去に執着や後悔の念をずっと引きずることも、自ら邪気を作り出す行為です。
優先順位が高い目の前のことをまずやる、ということが実は幸福度が高い行為なんですね。
と、このようなことが書かれていて日常生活をみなおすきっかけにとても良い本です。
ほかにも
・じっくり腰をすてて考えるより、ぼーっとするほうが考える力は高くなる
・『情報がたくさんあればいい選択ができる』わけではない
・ぼーっとしているとき脳は記憶したことを復習してくれる
など、脳や心を疲れさせないヒントがたくさん紹介されているので、考えすぎちゃうことをやめられない方は読んでみてくださいね。