健康にいいとされているけどそうでもないもの
カウンセリングをしていて、健康のために〇〇をしています、といってそれ全然健康のためになってないですけど…
ということが多々ある。
そもそも健康の基準は人それぞれ違うと思うんですけど、私の中の基準は
『寝れば治る』
これに尽きると思っている。
『健康になる』ことが目的となっている健康オタクの人に健康な人をまず見たことがない。
健康とはそもそも今の状態からプラスになるのではなく、
『心身ともに普通で、何かをするのに支障はない』
その人にとって必要な気が備わり運行していることで十分なはずなんだけど
情報は『健康』を煽って
『10代の頃の若々しさ』(歳はとるものやん)
『常にポジティブで元気でいられる』(躁やん)
もはやどちゃくそに元気じゃないと病人!!!みたいな雰囲気である。
Contents
健康のためと言われるとツッコミを入れたくなる事例
その1・安眠のためにヤクル〇1000
流行らせ方がえげつないですよね…
表示をよく見てください、ただのジュースです。
シロ〇カブが安眠に効果的なのではなく、果糖ブドウ糖で一気に血糖値が上がって眠くなっているだけです。
逆に入眠がよくなったという人は低血糖状態により睡眠が悪いだけだとおもうので炭水化物控えすぎはマジでよくないですよ。
その2・2リットルの水を飲む
やめてもらって4kg痩せた方もいました。
体質によります。
なんでも某田中さんのマネをするのはやめましょう。
その3・玄米がヘルシー
胃が悪いってよっぽどじゃないと自覚しにくいんですけど、消化が悪かったり緊張が強くて胃が動いていなくて消化不良の方がめちゃくちゃ多い。
むくみ、腰痛、ひざ痛ある方はほぼほぼ胃が悪い。
消化の悪いもの=油っこい食事=和食はヘルシー
という思考は危なく、消化がよくなったら不調減りそうなのになという方に確認すると玄米を食べているということが結構あります。
その4・とにかくにんにくと生姜
身体を冷やすことは健康によくないけど、温めれば、熱を加えればいいわけではなく。
韓国料理の影響なのか?
身体を温める食材を食べることが健康美容によしとされているような…
薬膳とは、クコの実とかなつめとかいわゆる薬膳料理に使われている食材をたべること、ではなく
体の状態に応じて必要な食材を摂取する行為そのものです。
薬膳における「熱」「温」「平」「涼」「寒」の5つに分類した「五性(ごせい)」とは、食材が発揮する効果を表したもので
大きく分けると「温熱性」「平性」「寒涼性」の三つとなり、薬膳ではこちらの考えが主流で食材をえらんでいきますが、細かく分類していくと「熱」「温」「平」「涼」「寒」の「五性(ごせい)」に分類することができます。
『熱』『温』が必要な人とそうでない人がいます。
特に更年期でお悩みの方などは『涼』『寒』の食材のほうを積極的に摂ってほしい場合が…
『薬膳茶』『薬膳料理』として提供されているものに騙されないで!!!
その5・プロテイン
なんか独特な体臭がするな…と思う方に多いのがプロテインを常飲している方。
精製されて栄養素が凝縮されたものを口にすると、大切な消化酵素たちが出にくい状態での摂取となるのでめちゃくちゃ肝機能や腎機能に負担がかかります。
噛まない食事に慣れると老化も促進しますよ。
唾液が出にくくなるし…
じゃあ結局どうすればいいのか
情報に支配されると何を食べていいかわからなくなるようです。
その思考自体がそもそも不健康です。
『そもそも好きな食べ物ってなんでしたか?』と聞くと、『そうじゃなくてどんな食べ物が体質にあっているか教えてください』と返事をされることが多々あります。
楽しく美味しく食べることがまずは第一だし、施術して身体がゆるんだ状態で
『せっかく銀座に来たからランチは〇〇食べたい』
と言ったものが、まさしくその方の体質体調にぴったりだったりするものです。
健康のためになんでもする!という不健康から脱却する人が一人でも増えるといいなと願ってやみません。