腰痛の方が激増中…
寒くなると増える…それがギックリ腰でございます。
実に本日施術させていただいたご新規2名様、おふたりとも腰痛でお悩みでした。
ギックリ腰になる前に…
また慢性的な腰痛をおもちの方にも今の時期気を付けていただきたいことを思いつくまま書いてみようと思います。
なぜ腰痛になるのか
腰痛の原因は80%が原因不明といわれているのをご存知ですか?
レントゲンどころかMRIをとっても原因不明とされる割合ですよ?
これは『腰痛の原因がわらかない』というかつまり『腰痛の原因は腰にないことが80%』ととらえても良いと思っています。
ではなぜ主訴として『腰が痛い』という表現になるのでしょうか。
ギックリ腰は何か重いものを持ったり無理をしたときにおこる場合だけでなく、ふとした日常の動作に腰が耐えられずに痛みが走ったという方がとても多いです。
ではなぜ耐えられなくなるのか。
その1 肩こり
いわゆる背骨は頭側から頚椎に7個、胸椎に12個、腰椎に5個の骨が積み重なっていますが、肩こり腰痛が慢性化してくると頸椎胸椎付近が動きにくくなり(もともと胸郭でロックがかかっているから腰椎のようにくねくね動きにくいですし)しなることで重力を分散できるはずのところが腰椎だけで動くようになると当然負荷がかかります。
肩こりの放置は不快感だけではないので疲れているときほどケアが必要です。
その2 寝不足
縦になっている時間が長ければ当然腰に重力がずっとかかっているため負荷がかかりますし、中医学では肝=胆=目=爪=筋が関連しています。
寝不足は五行の肝への負担がかかるため(睡眠中に肝は働くため)【木】の五主である『筋』も負荷がかかり、全身が硬直しやすくなるため怪我のリスクが爆あがりします。
その3 ストレス
上記の五行の関連である肝=胆=目=爪=筋。
これにですね、感情もプラスされまして『怒』も同じ性質と考えます。
単純に怒りの感情だけでなく、イライラする、環境の変化などで気をつかうこともこのグループは弱いのです。
本日いらっしゃった方も異動で気がはっているという申告をされていたなー
リラックスすること、気分転換をすることは『気』の流れをよくします。
逆にふさぎ込んでいたり我慢しすぎると『気』が滞留します。
『気・血・水』は連動していますので、自分で気分よくいることは一番身体によいことと言って過言ではないでしょう。
その4 胃の不調
胃の経絡が悪いと鼠径部がつまり、腰回りの筋肉が硬直しやすくなって腰痛になりやすくなります。
腰や膝の調子が悪い時ほど消化の良いものを食べること、よく噛むことを徹底してほしいです。
(あまり信じてもらえなくてあまり聞いてもらえない)
その5 座りすぎ
ふくらはぎ、ももうらが硬かったり瘀血(おけつ)という古い血が溜まっているところがあるといつ腰痛がおきてもおかしくないです。
離席をして脚をストレッチすることで極度の冷えや腰痛を回避しやすくなります。
その6 湯船につからない
その5とも関連しますがシャワーだけの方は足に瘀血(おけつ)が溜まりやすいです。
温めるだけでなく、水圧がかかることで下肢に溜まった血液や老廃物を排泄しやすくしてくれるので腰痛になりたくなかったら湯船につかってください。
ざっとこんな感じでしょうか。
これ以外にも腰痛の原因はありますが、この6個に気を付けていればそうそう大崩れすることはないと思います。
すでにどれかあてはまる方は早めのメンテナンスをおススメします。