胃カメラではきれいな胃が痛むのはなぜ!?
胃が痛い
胃がすっきりしない
胃がむかむかする
逆流性食道炎!?
空腹感がない
胃がよくないかもしれない…
と、胃腸内科で胃カメラを飲んだけど、先生には
『きれいな胃ですね、問題ありません』
と言われた。
…というご相談、季節を問わずとても多いです。
きれいでもね、痛いのも気持ち悪いのもすっきりしないのも、
嫌ですよね。
病気にあてはまらないと問題ない、という発想はいかがなものか…
先日姉からこんなLINEが…
胃の不調のため胃カメラを飲んだ
胃はきれいだけど胆汁の逆流および胃が動いていないとの指摘をうけた
とのこと。
いわゆる自律神経失調症の一種と考えられるのですが、
なんでもストレスや自律神経のせいにされがちですが、
ここで今回の胃が動かないという状況と自律神経の関係を説明したいと思います。
陰陽五行の『木』からくる胃の不調
中医学では自然は「木・火・土・金・水」の五つの要素からなりたっていると考えられており
それぞれバランスをとりあうことで均衡を保っていると考えられています。
人間も自然の一部と考えられていますから、
私たちも「木・火・土・金・水」のバランスを保っていることが健康につながるのです。
これが、どこかが強すぎたり弱すぎたりするとその臓腑に不調が出たり
感情にかたよりが生じたりします。
さて、姉のLINEに私は「木」の不調による胃痛だねと返してますよね。
でも、「木」に当てはまる臓腑は、胃ではないんです!
木…肝・胆
火…心臓・小腸
土…胃・脾
金…肺・大腸
水…腎・膀胱
あれ!?
胃って土ですよね!?
目がよく見えるようになった
ヒントは先日姉がフェイシャルに来てくれた時のこと
すいなじゃないですよ!?
デコルテとフェイシャルの施術中に
「足までぽかぽかしてきた」
「胃が動いてきた」
さらに施術後、一緒にランチに出かけたら
「なんか目がよく見えるようになった」
「しみじゃなくて、くすみだった」
との事象が。。。
完全に気が張っている人の症状なんです!
肝気鬱結といって
「木」の臓腑である「肝の気が滞っている」状況
気は、全身をめぐる情報伝達網といったらいいでしょうか、経絡を流れるのですが
気というエネルギーだけでなく、血や水も連動して流れます。
そのため、気が滞ると、血も水も滞り、よどみが生じて不調をきたします。
私に触られてリラックスをして、会話をしただけで、
気が流れたんですよね。
そんなもんなんですよ、気って。
普段人目を気にして言えないこと
母だから、妻だから当たり前と思って我慢していること
嫌なことや嫌いな人を、キライと正直に言えないこと
体が疲れているのを無視して家族のスケジュールを考え続けること
ひとつひとつは、やって当たり前でしょといわれるようなことかもしれないけど
身体は無視しません、ため込みます。
「木」はほかにも
アレルギー、腰痛、倦怠感、筋、目
に影響を与えます。
施術後、視界がすっきりする、という方は慢性的に「木」に負荷をかけている可能性があります。
西洋医学的観点でも、胃の消化はリラックス状態が不可欠と言われています。
一つ目に、考え事をしていると、血が脳にいきわたり、胃に血液が行き届かなくなるため
消化不良になりやすい点と
二つ目は、胃が運動するときは交感神経でなく副交感神経が優位の時と言われているからです。
肩もみより頭もみ
リラックスして肝の気を流すことで、自律神経が整いリラックスをしやすくなるから
リラックスする時間を作ってねと姉に伝えました。
でもこれって、そもそもリラックスが苦手だから体調くずすわけですし、
すごく無意味なアドバイスですよね。
具体的じゃないアドバイス、自分自身が大嫌いなので…笑
側頭部をほぐしてみて
と提案しました。
側頭部と外腿には『木』の経絡である『胆経』が通っています。
首コリがひどい方の場合にはまず全身の筋肉を緩ませたいので
施術の序盤から側頭部や外腿に施術することが多いです。
甥っ子にヘッドマッサージしてもらってと言ったのですが…
彼らでは癒されない、といわれてしまいました。
まあ、そうですよね。笑
ということで
この見立てが万能ではなく、あなたの性格やライフスタイルや
そもそもの体質によってアドバイスは異なるのですが…
不調が出ているところだけではなく、色々なことをみて日々施術やカウンセリングをさせていただいております。
思考や行動はご自身で変えていただくしかないので
あくまで施術やカウンセリングは、あなたが変わるためのツールでしかありません。
ですが、そのきっかけには必ずなれると思うので、是非困ったときにはお声がけくださいね。